今回はLPのキャッチコピーに使える心理学テクニックを6つ紹介します。
①ツァイガルニク効果
②バーナム効果
③プラシーボ効果
④認知的不協和
⑤シャンパルティエ錯覚
⑥カクテルパーティ効果
一つずつ解説していきます。
①ツァイガルニク効果
ツァイガルニク効果とは
ツァイガルニク効果とは未完成のタスクや事柄の方が完成されたものよりも記憶に留めやすい傾向にあるという理論。
例えば中途半端に情報を与えて「続きはCMの後で」やコンテンツを未完にして「続きはWEBで」のようにすることで余計に続きが気になるようにさせる効果ができます。
ランディングページへの応用
ツァイガルニク効果はキャッチコピーなどによく使われています。
例えば、
「年収180万以下の貧乏だった私が年収1億になった方法」
「100kg超えのデブだった私が3ヶ月で50kgまで痩せた秘密」
上記のように【方法】【秘密】で締めることで「どんな方法なのか?」「どんな秘密なのか?」という興味を引き出すことができます。
他にも、
ターゲットに対して有益な情報を中途半端に与え、「より詳しく知りたい方はメルマガや公式LINEにて情報発信しています」と誘導することでそれに興味を持った見込み客(リスト)を集めることもできます。
ツァイガルニク効果を使う場合には、情報を全て見せずに興味を引くように設計しましょう。
②バーナム効果
バーナム効果とは
バーナム効果とは誰にでも当てはまるような曖昧な情報や占いを多くの人が自分のことを言っていると信じてしまう現象のこと。
占いなどでよく利用される心理学です。
例えば
「自分の意見を持っているが他の人の意見も聞くことができる」
「あなたには想っている人がいますね?」
などの曖昧な表現をされると自分の経験に紐付け自分に当てはまると感じてしまいます。
例えば「あなたには想っている人がいますね?」の場合「家族や友人、恋人、好きな人」など誰かしら想う人はいます。
ランディングページへの応用
バーナム効果をランディングページに応用すると
LPのキャッチコピーに「〇〇なあなたへ」などのターゲットに向けた呼びかけに有効です。
〇〇の部分にはターゲットが抱えている【悩み】や【問題】を曖昧な表現で入れます。
例えば
「借金返済でずっとお困りのあなたへ」
「どのダイエットをしても痩せられないあなたへ」などのキャッチコピーです。
「ずっと」や「そろそろ」などの時制を使うのも曖昧な表現として効果的です。
「ターゲットの抱える悩み、問題」+「あなた」という形はとても使えるので、是非活用してみてください。
③プラシーボ効果
プラシーボ効果とは
プラシーボ効果とは偽薬を処方することで薬を飲んだという安心感で症状が改善されるという効果。ストレスなど精神的なことに起因する症状に効果が出ることが多いです。
ランディングページへの応用
プラシーボ効果をランディングページ に応用する場合、
ターゲットの期待値を上げるために使われることが多いです。
例えば、、、
「驚きの白さ」「信じられない輝き」「劇的に良くなる」などの表現です。
誇大広告にならないよう注意が必要ですが商材に自信があればやってみる価値は十分にあります。商材の良さを最大限アピールしてターゲットに夢を与えましょう。
④認知的不協和
認知的不協和とは
認知的不協和とは辻褄の合わないことに不快感を感じ、それを解消しようと辻褄を合わせようとしてしまう効果のことです。
例えばダイエットしたい人が
「深夜の間食は太ると知っているけどつい食べてしまう自分」
「毎日ランニングをすると決めたけどめんどくさくて走らない自分」など
このような矛盾を感じると
「深夜に少し食べたからっていきなり太らない」
「1日走らなくても痩せないから明日から走ろう」のように
矛盾を解消するために理由づけをし始めます。
ランディングページへの応用
一般的な価値観とは逆のことをキャッチコピーで伝えるとターゲットに違和感を与えて惹きつけるキャッチコピーになります。
惹きつけ効果が高いため「ターゲットが潜在層」の場合、Facebook広告やバナー広告などのキャッチコピーとしても効果的です。
例えば
「食べるダイエットしませんか?」など
「食べる」と「ダイエット」に矛盾を感じその理由を知って違和感から解消されたいと思わせる効果があります。
認知的不協和をキャッチコピーに取り入れる場合、納得のいく情報や商品・サービスのPRをセットで伝え、ターゲットに安心感を与えましょう。
⑤シャンパルティエ錯覚
シャンパルティエ錯覚とは
シャンパルティエ錯覚とは大きさや重さの単位を変えることで、実際の数値よりも大きく見える錯覚のことです。
ランディングページへの応用
・野菜350g=1日分の野菜
・ビタミンC2000mg=ビタミンC2g
・2000MB=2GB
・50haの敷地=東京ドーム1個分
上記のように同じ分量でも単位が変わると印象が変わるので一番効果が高く感じたものを採用しましょう。
また、単位以外でも表現する素材や色でも印象が変わり、木製のものよりも金属の方が重く感じたりなどがあります。
⑥カクテルパティー効果
カクテルパーティー効果とは
カクテルパーティー効果とは自分に関係ある情報には無意識に注意、意識が向く現象のことです。
例えば、、、
ざわざわしたうるさい場所でも自分の名前が呼ばれたことに気づくなどです。
ランディングページへの応用
「朝スッキリしないあなたへ」「集客にお悩みのあなたへ」などの呼びかけることで「自分のことだ!」と感じたターゲットに強く刺さります。
「〇〇なあなたへ」のような呼びかけを【ターゲットコール】といい、ターゲットコールをキャッチコピーに入れることでターゲットが「あっ!!私のことだ!!」と自分ごとだと判断し読み進めてくれる可能性が高まります。②のバーナム効果も使って相手の関心を引出しやすくなります。
まとめ
以上6つがLPのキャッチコピーに使える心理学テクニック6選でした。
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